キャリアコンサルタントは、進路や職業の選択、キャリアビジョンなどについて、相談者の適性や経験などをもとに相談者自身が目標を定め、職業選択や職業訓練等の職業能力開発を効果的に行うことができるよう支援する専門家です。2016年4月1日、国家資格となりました。
増員が期待される国家資格「キャリアコンサルタント」
厚生労働省は、2001年にキャリアコンサルタント5万人養成構想、さらに2014年には、2024年度末までにキャリアコンサルタント10万人養成構想を打ち出しました。この背景には、バブル経済の崩壊、急激なグローバリゼーションの伸展などによる社会・経済・雇用情勢の変化が大きく影響しています。 当協会は2003年から2015年の13年間で12,000人以上の「標準レベルキャリアコンサルタント」(*1)有資格者を輩出しています。
(*1)「標準レベルキャリアコンサルタント」の養成は、2016年3月末をもって終了しました。
今後ますます活躍が期待される
キャリアコンサルタントは、企業・学校教育・需給調整機関・地域などの領域で、個人が自立的・主体的に自分自身のキャリアを選択し、形成していく過程を支援する専門家として活躍しています。現在では、効果的な求人と求職のマッチングのみならず、個人主導のキャリア形成支援という役割が重要になってきており、その活躍の場はますます拡がっています。
資格取得を目指したい方へ
当協会の国家資格キャリアコンサルタント養成講習は、キャリア概論・キャリア理論、カウンセリング理論などの理論学習とロールプレイ演習を通して相談過程に必要な基本的スキルを学ぶ実技実習から構成されています。 「傾聴」をベースとしながら、キャリアコンサルティング・プロセスを意識した実践的なキャリアコンサルティングを学びます。 当講座を受講・修了すると、国家資格キャリアコンサルタント試験の受験資格を得ることができます。 当協会本部のホームページもあわせてご覧ください。